学校飼育動物支援活動
南多摩獣医師会では、地元地域の小学校で飼育されている動物(ウサギ、ニワトリなど)の飼育指導や健康管理を行っています。
以前は飼育小屋の広さと動物の数のミスマッチ、非衛生的な環境、みだりな繁殖等が行われていました。児童たちはこういった動物の状況に心を痛めていたと思われます。物ではなく、命ある生きものとして扱われる事で生命に対する道徳観が養われると良いと考え、学校側と連携するようになり、次第に改善されました。そして現在では日野市と稲城市の教育委員会と委託契約を結んで活動を行っております。
活動風景
児童に飼育指導を行ったり、動物の健康管理を行っている。
(あらかじめマクロチップを埋め込むことにより、動物を区別できる。:右写真はマクロチップを読み取っている:)
毎年行っている活動
日野市、稲城市では、毎年各小学校を訪問し、飼われている動物(主にウサギ、ニワトリ、チャボ)の身体検査を行い、健康管理を行っております。また同日、世話をしている児童たちにも、下のようなスライドを用いて判りやすく、動物の習性、体のしくみ、飼育方法などを説明します。児童たちが動物のことを少しでも理解しながら、世話が出来るようにとの思いから毎年実施しています。そして、これらの活動はすべて1冊の報告書にまとめて、市教育委員会や学校に提出をしております。
下の絵は、当獣医師会が児童への講習に使っているスライドの一部でありますが、これらは当獣医師会オリジナルのものです。
- うさぎと猫の視界の違い
- うさぎの耳の働き
- うさぎの骨格
- うさぎの体
- ニワトリの産卵
- ニワトリの抱き方
(良例と悪例)