社会支援事業-三宅島避難動物支援(2000年9月 記)

三宅島が噴火の恐れがあるとして、2000年9月4日までにライフラインを維持する人、公務員など生活関連に係わる以外の住人全員に全島避難勧告が出された。
島に残留した方、長年住み慣れた島を出て家族と離ればなれで、慣れない地域での生活は大変なご苦労を伴う事と思います。一日も早い火山活動の沈静と島の復興を心から願っております。

全島避難勧告に伴い三宅島の飼育動物(犬、猫、ハムスター、学校飼育動物のニワトリ、ホロホロチョウ、ウサギなど)約二百数十匹が東京に搬入され、その内南多摩獣医師会では、犬9頭、猫12頭の計21頭を9月3日、4日の両日竹芝桟橋で飼い主から一時的な受け入れをした。
その後、飼い主の住居移動、引き取り、里親、死亡などにより、現在、犬4頭、猫4頭、計8頭が、南多摩獣医師会の会員病院に分散して飼育管理されております。
その現況と写真を飼い主の方々に、私どものホームページを介してお知らせいたしたいと思います。長い間、家族の一員として生活を共にして来た動物たちの近況を知ることで、少しでも心の支えになれば幸いです。


 

ban1品種:柴犬
愛称:バン
性別:雄
年齢:5歳
毛色:茶色

doku1品種:柴犬
愛称:ドク
性別:雄
年齢:4歳
毛色:茶色


 

この2頭柴犬は、血統書付きだそうです。
里親の方には血統書もお渡しするのですが、三宅島においてきたので、一時帰島できたときに持ってくるそうです。
里親とは:飼主が犬の所有権を放棄し、里親の所有となり、家族の一員として一生涯可愛がっていただく人 のこと。
所定の手続きをすると無料診療券(2万円相当)が支給される。

ドクちやんは、里親に引き取られました。末永く可愛がって下さい。
南多摩獣医師会でお預かりした動物たちは、お陰さまでバンちゃん一匹を残し一時里親、里親が決まりました。引き続きご協力よろしくお願いいたします。

バンちやんは、動物病院が里親となり飼育することになりました。